[ti:メガロマニア]
[al:enigmatic your FLOWER]
[ar:錯乱のオルフェ]
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[00:00.00]消失を繰り返す度に明滅の影は幸福を祈る
[00:00.00]枯れ草と鉄錆の中　腐敗に酔い痴れて
[00:00.00]蒙昧に映る夏至の夜　爪先に産まれた犬の死骸
[00:00.00]定まらぬ視界に這うは蛾の群がる蝶
[00:00.00]
[00:00.00]対を成した盲目の死者が喚き出す声　妄執の絵
[00:00.00]誰も彼も花の顔　爛れた自我の臭いに噎せ返る
[00:00.00]
[00:00.00]誰もが愛を求めるのに誰からも愛されないと嘆く
[00:00.00]誰も愛を知らないまま誰かを愛することを求めている
[00:00.00]
[00:00.00]遠くの空に廻る花の円陣の喧しさに惑い
[00:00.00]狡猾な振る舞いと嘘が恥辱を支配する
[00:00.00]滔々と捲し立てるのは薬が切れた脳漿の悲観
[00:00.00]嵩張る塵を掻き抱く百足を幻視する
[00:00.00]
[00:00.00]色を為した盲目の死者が怒鳴り散らすは感傷の憂
[00:00.00]誰も彼も知らぬ顔　希薄な自我の揺らぎに目が眩む
[00:00.00]
[00:00.00]誰もが理解されたいのに誰からも理解されずに嘆く
[00:00.00]誰も理解しようとはせず誰かの理解を求め続けている
[00:00.00]
[00:00.00]繰り返し勾引す倫理に本能は擬態に染まる
[00:00.00]見え透いた上辺の饒舌
[00:00.00]「裏側を見せろ。」
[00:00.00]
[00:00.00]「貴方を愛し、理解するのは他の誰でもない貴方自身。」
[00:00.00]それを理解出来た時に初めて貴方の花は咲くのでしょう