[ti:幻想のエニグマ]
[al:enigmatic your FLOWER]
[ar:錯乱のオルフェ]
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[00:00.00]雨の降る夜は一人　ただ消えてしまいたい
[00:00.00]「花の様にさり気なく生きよう。」なんて云う
[00:00.00]耳障りの良い甘い歌に乗って
[00:00.00]
[00:00.00]じきに終わる愚鈍な声と頭の中にある現象
[00:00.00]不毛なままの疑いの目も全部
[00:00.00]好きにはなれなくて困るね
[00:00.00]生き続ければ嘘は増えて
[00:00.00]それでも明日を夢見る
[00:00.00]「蒙昧」の意味を知る賢者がまた人知れず首を括っている
[00:00.00]
[00:00.00]彷徨い続けている
[00:00.00]「瞳が潰されて駄目になっても、それで良いと思うわ。」
[00:00.00]そして彼らの理不尽な世界を独りでにまた行こう
[00:00.00]
[00:00.00]雨の降る街に群れる唐傘と河童には
[00:00.00]「花の様な誇らしい生き方」なんて言う
[00:00.00]耳障りの良い言葉は似合わない
[00:00.00]
[00:00.00]仕舞いには私も「不要」と切り捨てで行く世界に
[00:00.00]幾ばくかの思いも許されなくて
[00:00.00]不可解にただ繋がれている
[00:00.00]誰もが同じ路傍の石と気付かず明日を夢見る
[00:00.00]「蒙昧」の文字が書けないままではいつまでも夜は明けないさ
[00:00.00]
[00:00.00]戸惑い続けている
[00:00.00]「瞳を潰しても見える世界はずっと変わらないのね。」
[00:00.00]そして彼らの品性の無ささえも受け止めてただ嗤おう